役割は僕はプロデューサー。色んなアイデアや戦略を考える。いつまでもトップダウンじゃだめ。
みんなチームで企画したりするために、ファシリが必要。
石川さんはフォーマットがなくて、会社に合わせてやってくれる。
人間の能力を相手にあわせて引き出してくれる。個人の能力を引き出してくれる。
スタッフ達の商品をつくってほしいと、アイデアと能力を引き出してほしいと依頼した。
最初はずっとトップダウンですすめてた、そこで雨宮さんに出会った。
コンサルってメンバーのためじゃなくてオレのため。
いかにメンバーの能力を引き出してくことが大事。
数字はいったけど、メンバーがぼろぼろになっちゃった。
そういう時に石川さんに悩みを聞いてもらった。人柄もよかった。
僕はそういう場づくりが仕事です。場づくりって仕事になるのかと思った??
ちょうど 2 年前ぐらいに、キッチンの壁をぶっこわした。 今までの常識じゃなく、新しいジャンルの料理。
おもてなしキュイジーヌ。そういうジャンルを問わない料理をつくろう。
でも、料理をつくろうとした時点で、まったく職人がまじりあわない。調理場でぶつかりあっている。
そんな時に、たしか石川さんがそうだった。。うちの内情もわかっている。
僕との通訳にもなって、それぞれのアイデアを引き出してくれる。
コンセプト決めからみんなでやって、コンセプトに対してみんなそれに向かって作ろうとした。
みんなの意識を変えてくれたとこ。それが激的に変えてくれたひとつ。
石川さんから何かを言うことはない。みんなの何かを結集してくれる。
だんだんみんな変わってきた。みんながコンセプトからプレゼんできるようになった。
しかも若手が。
試食した時に料理に情熱が込められていることに感動した。
まさに思てったとおりのオリエンタルキュイジーヌ。
そこからレストランや和食も頼んだ。
私たちはパートナーさん達を連れて沖縄で合宿をする。
50 人で沖縄。衣装、花、料理、ビデオ...そのファシリを全部まとめてくれる。
トップはボトムアップを期待している。横の力を結集させてボトムアップしてくれる。
ちゃんとトップのことも理解して。
僕にとっては、女房役。
ときには父ちゃん、ときには母ちゃん、ときには兄ちゃん。そういう存在。
企業には、母ちゃんみたいな存在が必要。強烈なトップの翻訳家になれるような。
調理場のかあちゃんとして入ってくれて、それが機能している。
かあちゃんは俯瞰でものを見ている。石川さんは女性的なのかも。
今かかわって、10 ヶ月で変化がではじめている。 それは、ティーチングではない。
こうしたほうがいいよとは言わない。 能力を引き出してあげる。気づきを与えてくれる。
外資系企業が能力主義なら、日本の企業は家族企業。 私たちは共同墓地がある。みんな分骨する。
焼け野原から復興した経緯があるから、みんな協力して家族。その精神がここにはある。
33 歳で中途入社て、改革して批判もされて、でも、おかあちゃんの愛情があったから支えられた。
企業が成長するときに、人間と人間に必要なのは、愛情だと思う。それがいま、企業に必要。
フォーマットがないから、人間味があるから、そのぶん愛情を感じるのではないか。 僕たちは、人に対する愛の企業。
僕たちは、人に対する愛の企業。
再春館製薬のおかあちゃん社長は、食堂でごはんつくってる。託児所もある。
企業で母ちゃんの存在は大きい。
石川さんは取締役母ちゃん。出張いっても企画してくれて楽。秘書にしたいぐらい。
石川さんは、幼少期や青春に、劣等感とか、人の弱い所を経験してきたんじゃないかな。
愛情の大切な所を知ってる。傷ついたことを知ってる。そういう思いがあるんじゃないかな。
言葉の力で乗り越えてきた。そういう経験があるんじゃないかな。
自己主張しないから、石川武男の名言がない。ないからいい。
東京オリンピックで、また、うちのシェフを海外の人たちを迎え入れられるように、成長させてほしい。
プレスレストランをもういっかい我々にまかせよう。そんなふうにしてほしいという期待。
武男さんは、絶対オレが育てたなんて言わない。母ちゃんだって、私が育てたって言わない。
これから付き合いは長くなりそう。ずっとつきあっていけるように。
死ぬまでずっと関わってもらおうと思ってます。
一緒に山を登るために必要な人。シェルパのリーダーみたいな人。
道案内をして支えてくれる。あくまでも自分の足で登るサポートをしてくれる。
高い山を登ろうとすればするほど、そういう人が必要になる。一緒に命がけ。
ヴィジョナリー企業は石川さんのほうがいいのではないか。
夢を叶えたい。そして無事に帰す。
そこも母ちゃん的。