430年の歴史、トゥールダルジャン 赤坂
世界最古の歴史を持つレストランに行きました
お世話になった人をもてなすために
ない頭をひねったら、何も出ず(笑)
そんなときは、王道、原点だなぁというところに着地
お店は「トゥールダルジャン」
かの地「パリ」で1582年開店
世界で初めてフォークが使われはじめた
コーヒーが締めに提供された
名物は鴨で、幼鴨を血のソースで食べる
この名物料理を食すと
シリアル番号付きのメモリアルカードを頂ける
僕は219234番目(写真のもの)
ぼくはレストラン史の歴史の一部となった
そんな数々の歴史を持つお店
世界中で支店は東京だけで
赤坂のホテルニューオータニにある
1984年からオープンしている
なぜ東京なのか?
縁は「森」にある
ホテルは森を中心に立っており
その森は「伏見宮」
400年の歴史をもつこの森
そこを望むレストランとして
400年のレストランが繋がったとのこと
そして
襟を正してお店に臨んだ
入り口をくぐると
そこは「真夏の夜の夢」
ゲストもサーバーもハコも食事も
すべてが映画や舞台の上
あっという間の3時間上映でした
僕は元々はサービスマンなので
ひとつひとつに意味を付けている
グランメゾンといわれる
フランス料理の最高峰は原点でもあり
いろんな答えの宝庫なんです
まさに楽しい一夜でした
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また先週あるクライアントでのお話
あるホテルのコンセプトを刷新
それをどうやったら関わるメンバーの
心の中心においてもらえるか?
そして覚悟してチャレンジしてもらえるか?
そこで参加者の会話の中心においたのは
「我々の原点はなにか?」
ということでした
原点の例で思い出すのが
香港のフォーシーズンホテル
クラブラウンジの照明のシェイド
写真の通り
立った位置から外側はモダンなトーン
ソファ席に座り見上げるとなんと煌びやかなトーン
外見ではモダン、実はゴージャス
フォーシーズンの原点をシェイドで表現している
原点を見つめるときは
未来のビジョンではなく
過去の栄光と失敗だけではない
自分たちが心地いいこと
自分たちの商品の根っことなる概念
自分たちらしさ
そんなものをメンバー同士で会話にかえ
理解を深める、そんな時間をとることで
メンバーは自分たちのコンセプトに
思いを膨らませていくのでした
僕は自分が好きなレストランの原点を立ち返る
そしてクライアントとはベクトルの出発点へ立ち返る
皆さんはときどき原点に立ち返ることはありますか?
成長していればきっと新たなギフトをもたらすでしょう
エンジョイ